24日に都内で開かれたライフサイエンス・サミットは、「治験体制の改革と健康維持システムの創設」に関する大会宣言を採択した。宣言では、治験体制の改革や魅力ある創薬市場の創出など7項目に重点を置き、産学政官一体となって取り組んでいくことを求めている。
宣言は、ポストゲノム時代・生命科学時代に突入し、わが国ではIT、ナノテクノロジー、分析機器等、様々な技術との融合を通じ、産業化に向けた臨界点に達しつつあると共に、高齢化の進展等の課題により、革新的な新薬や医療技術の高度化が期待されると前置き。
さらに、最先端の医薬品や医療技術を早く、確実、安全に国民に届け、しかも人類共通会だの解決に積極的な貢献を可能にしていくため、産学政官が一致協力し、新たな技術開発とその具体的活用に向けた取り組みを強化していくことが重要ともしている。
その上で宣言では、[1]治験体制の改革[2]トランスレーショナルリサーチの推進[3]魅力ある創薬市場の創出[4]健康維持システムの構築に向けた社会基盤の整備[5]エビデンスに基づく健康管理とその産業化の推進[6]ライフサイエンス分野における推進戦略の着実な実施[7]ライフサイエンス・サミットからの継続的な政策提言””の7項目に重点を置き、全力で取り組むとした。