◆省令で医薬品のネット販売等を規制することを無効とする最高裁判決を受け、ネット販売業者、行政、国会議員組織など、新たな“ルール作り”に向けての動きが目立つ
◆業界は当然、全ての一般薬販売に向けたルール作り。自民党議員連は“不備があれば正す必要がある”と、販売規制に向けてのルール作り。行政は一般薬のネット販売の新たなルール作り。皆が「南南東やや右」方面を見つめた“恵方巻き”とはいきそうにない
◆単なる物品販売であれば、ほとんど問題はなかろう。しかし薬となれば、販売に当たり、どう情報提供し、安全性を確保するのか?問題発生時の責任の所在はどこに?――が問われるのは当然のこと。「対面かネットか?」は、問題のすり替えに過ぎない。患者や購入者を守る薬事法にとっての使命から遠ざかっていく問題だ
◆そこで痛いのは、先の覆面調査でも指摘された薬局・薬剤師の不甲斐なさ。されど、薬剤師が患者・国民を守る最前線に立ち、そのセルフメディケーションをリードする意気込みが望まれる。
“恵方巻き”とはいかないが
2013年02月06日 (水)
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