川崎二郎厚生労働大臣は10日の衆議院厚生労働委員会の中で2006年度の診療報酬改定について触れ、「3%を超えるマイナス改定の中、点数を付けるべきところには付けたことで、3%以上のマイナスになっている部分もある」とし、「そうした意味では辛い改定を実施したことは事実である」との認識を示した。その上で、「今回の改定の結果をきちんと検証しながら、次の体制を整えていかなければならないと思う。常に現場を見ながらやっていきたい」とした。自民党の大村秀章議員の質問に答えたもの。
また、水田邦雄保険局長は、診療報酬改定の結果の検証に関して、「中央社会保険医療協議会の公益委員、専門委員で構成される診療報酬改定結果検証部会が設けられている。06年度改定の結果についても、4月に会合を開催したところで今後も検証作業を進めていく」との現状を説明した。