◆先日、昔の友人と約20年ぶりに再会した。互いの近況を報告し合ったが、聞けば数年前から同じ医療分野で働いているとのこと。病院を回って、医療廃棄物などを回収する仕事に就いているという
◆その友人が昨年、針刺し事故にあった。ある病院で廃棄物が入った袋を回収したところ、袋から突き出た注射針が身体に刺さった。肝炎やHIVなど、何らかの感染症をもらってしまったのではないかと頭が真っ白になったという
◆調べると、身体に刺さった注射針は血液を取り扱ったものではなく、事なきを得た。とはいえ、一歩間違えれば健康被害を受けかねない状況だった。病院側の誠意ある対応によって、以降は定期的にその病院で無料の健康診断を受け、経過を観察している
◆各地の病院で医療安全対策が推進されているが、まだ十分とはいえない側面もある。薬剤師は病院で安全対策を構築するキーマンの一人だ。患者や院内スタッフの安全確保に加え、院外の様々な関係者の安全も守るという意識で、対策に取り組んでほしいと願う。
医療安全対策、更なる推進を
2013年01月23日 (水)
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