上山氏
日本家庭用殺虫剤工業会は10日、大阪市内で新年恒例の虫慰霊祭と賀詞交歓会を開催し、業界関係者ら約130人が参加した。上山直英会長(大日本除虫菊)はあいさつで、昨シーズンの殺虫剤市場について「出荷ピーク時期に天候が不順だったため、需要が読みにくい状況で、市場全体の売上高は一昨年を下回ったと思われる」と振り返り、今年については「工業会としても、新商品を開発しながら、絶えることなく殺虫剤の供給に努めたい」と述べた。
同工業会では昨年、経済産業省から報告を求められている電気くん蒸殺虫剤などの電気用品安全法技術基準性能規定化について、工業会としての提案を行い、2013年度以降に省令施行が予定されている。また、エアゾール缶廃棄処理では、経産省から調査依頼を受けての、昨年のエアゾール中身排出機構の装着見込み率は99・3%となっている。
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