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【大幸薬品】インフルウイルス感染を「二酸素塩素分子」が抑制

2012年12月25日 (火)

 大幸薬品は、同社が開発した除菌・消臭製品「クレベリン」の成分である二酸化塩素分子が、インフルエンザウイルスの感染を抑制するメカニズムを解明した。同成果は11月発行の「Journal of General Virology」vol.93 December2012に掲載された。

 今回の研究では、二酸化塩素分子がインフルエンザウイルスの構造とその働きに及ぼす影響を調べた。インフルエンザウイルスの表面タンパクである「ヘマグルチニン」に二酸化塩素が作用すると、ヘマグルチニンに含まれるアミノ酸配列153番目の「トリプトファン」と二酸化塩素が反応し、このトリプトファンが別の物質に変化。その結果、ヘマグルチニンの立体構造が変化をもたらし、宿主細胞の受容体との結合が阻止され、インフルエンザウイルスの感染が起こらないことを確認した。


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