大阪府は、前年度の買い上げ検査で、健康食品から医薬品成分が発見されたと発表した。違反製品は「ピアリス(Newピアリス)」、販売業者・販売元は東漢堂本舗(大阪市)
インターネットによる通信販売で、強壮効果を標榜していた製品。府立公衆衛生所の分析により、医薬品成分のカルボデナフィルが検出されたため、販売業者に対し、当該商品が無承認無許可医薬品に当たることを伝えると共に、販売中止と市場からの回収を指示。また府のホームページに当該製品名等を掲載し、購入者に使用を中止するなど注意を喚起した。
カルボデナフィルはシルデナフィル類似の化学構造を有する物質で、頭痛、ほてり、視覚障害など類似の作用を示すと考えられることから、健康被害発生の恐れが否定できないとしている。なお、現在までのところ、府内では当該製品による健康被害は報告されていない。