日本イーライリリーは統合失調症の興奮状態に対する急性期治療薬「ジプレキサ筋注用10mg」(一般名:オランザピン)を12月3日に発売する。すでに錠剤・細粒・OD錠があるが、経口投与が困難な患者にも対応できるように注射剤を加えた。
ガイドラインが急性期薬物治療の第一選択薬として推奨する非定型抗精神病薬で、統合失調症における精神運動興奮を適応とする国内初の速効性筋注製剤。
薬価は2067円。通常、成人には1回10mgを筋肉内注射する。効果不十分な場合は2時間以上をあけて1回10mgまで追加できる。投与回数は追加投与を含めて1日2回まで。年齢・症状に応じて減量する。