自由民主党の「知的財産戦略調査会」が発足。25日に東京永田町の党本部で初めての会合を開いた。
自民党では知的財産関係に関し、これまで、司法制度調査会や経済産業部会などの関係する調査会や部会が合同会議の形で議論をしてきたが、日本の『成長戦略』を自民党内で検討していることに加え、知財戦略が将来的に重要であることなどから、合同会議をまとめる形で新たな調査会として発足したもの。初会合となったこの日は、政府が検討を進めている「知的財産推進計画2006」や政府の「模倣品・海賊版対策総合窓口」の年次報告骨子(案)などについて関係各省から説明を受けた。
このうち、「知的財産推進計画2006」に関し、説明した内閣官房知的財産戦略推進事務局長の荒井寿光氏は、6月にもまとめる方向で、パブリックコメントの実施や有識者による会合を行っているなど現在の検討状況を報告した。
今後は5月にも会合を引き、知的財産推進計画の策定に向けて、具体的な提言等のとりまとめを行うことなどを確認した。