三井辨雄厚労相は5日の閣議後の会見で、保険調剤で患者が支払う自己負担分に応じてもらえる調剤ポイントの問題について言及。現金支払い時にポイントが付く専用カードだけでなく、クレジットカードで支払った際に付与されるポイントも禁止すべきとの考えを示した。
三井厚労相は、「調剤報酬なので、これがポイント制になること自体が納得いくことではない。クレジットであろうと現金であろうと、全て禁止しなければならないと思っている」との認識を示し、「クレジット等も含めて指導していきたい」との考えを示した。
調剤ポイントをめぐっては、厚労省が今月1日からサービスを原則禁止する薬担規則の改正を行ったが、クレジットカードや汎用性の高い電子マネーの使用に伴うポイントを当面容認し、今年度内をメドに検討する方針を示している。