医療イノベなどが特別重点
厚生労働省が2013年度予算概算要求をまとめた。社会保障費が高齢化の進展等による自然増で8400億円伸びて、一般会計規模が30兆円を突破した。既存予算を削減して日本再生戦略の実現に振り向ける特別重点・重点要求枠では、創薬支援ネットワーク構築をはじめとする医療イノベーション5カ年戦略の推進、社会保障・税一体改革大綱に基づく地域医療の緊急対策、認知症施策推進5カ年計画の実施、癌医療の充実などに1088億円を充てる。震災特別会計には復興庁分を合わせて2376億円を計上し、災害時に拠点となる薬局の整備などを進める。
社会保障費のうち医療費国庫負担は10兆5538億円で、今年度当初を3576億円上回る。増加額の約7割を75歳以上高齢者の医療費分が占める。
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