佐藤製薬は、のどの痛みやハレなどのつらい患部に直接効く「ストナのどスプレー」(第3類医薬品)を新発売した。OTC医薬品で初めて、殺菌成分セチルピリジニウム塩化物水和物(CPC)と、抗炎症成分アズレンスルホン酸ナトリウム水和物(水溶性アズレン)を配合している。
つらいのどの痛みやハレの原因としては、かぜ、インフルエンザなどの細菌やウイルスによる炎症が挙げられるが、大声を出したり、長時間話し続けるといった、のどの酷使による炎症も要因となる。
新製品「ストナのどスプレー」は、炎症の原因となる増殖した細菌をセチルピリジニウム塩化物水和物が殺菌し、患部の炎症をアズレンスルホン酸ナトリウム水和物が鎮める。これら作用の異なる二つの有効成分が、つらい症状を効果的に抑えるのが特徴。同社によれば、有効性の臨床試験を行った70例中、「有効」以上が91・4%と、高い有効性が認められたという。
有効成分を直接のどに噴射塗布できるノズル形状のポンプタイプで、オーバーキャップ付きなので携帯に便利。青紫色の透明な液体で、爽やかなメントール味となっている。税込み希望小売価格1500円。
今回、のどの痛み・ハレに直接効く「ストナのどスプレー」が加わることで、ストナシリーズの症状別の使い分けがより強化された。同社ではかぜの関連症状に対して、きめ細かく対応できる特徴をさらに訴求していく。