第一三共は、抗インフルエンザ薬「イナビル」(一般名:ラニナミビルオクタン酸エステル水和物)の予防適応を検証する第III相試験結果で、プラセボを上回るインフルエンザ発症抑制効果を示し、主要評価項目を達成したとの速報結果を発表した。これを受け、第一三共は、年内に予防適応でイナビルの追加承認申請を行う準備を進める。
イナビルの第III相試験は、A・B型インフルエンザ患者と同居する家族や共同生活者を対象としたプラセボ対照二重盲検比較試験。速報結果では、イナビル群がプラセボに比べて、有意にインフルエンザの発症割合が低く、安全性についても問題が認められなかった。
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