国内医薬品生産の2011年総額は6兆9874億円で前年から3・1%増加し、7兆円に迫る水準になった。都道府県別のトップは前年と同じ埼玉で全体の約1割に当たる7601億円を生産し、静岡の5895億円、富山の5754億円が続き、大阪、栃木まで上位5県で全国の約4割を占めた。また、医薬品輸入は9・3%増の2兆5313億円、輸出は4・2%減の1383億円で引き続き輸入超過が拡大した。厚生労働省の11年「薬事工業生産動態統計年報」で分かった。
同統計は、薬事法による許可を受けて医薬品・医薬部外品・医療機器を製造・販売する全事業所が対象。輸出入については、商社を通じた輸出は把握していない。最終製品以外のバルクや原末等も調査していない。
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