日本保険薬局協会(NPhA)は3、4の両日、在宅医療における薬剤師業務の普及に向け、「在宅医療研修会ベーシックコース」を開いた。既に在宅医療に取り組んでいるか、今後、取り組む予定のある協会加盟会社などの薬剤師45人が参加、初日は都内で講義、2日目は神奈川県にあるテルモメディカルプラネックスEASTに場所を移し、バイタルサインや服薬指導、クリーンベンチでの無菌調剤の実習を行った。
研修会開催に先立ち、薬局薬剤師機能拡大委員会の武田宏委員長(NPhA副会長)は、「薬剤師に今求められているのは勇気。良いことをやって実績を残さなければならない。在宅指導の現場では薬剤師が求められている。将来的には薬剤師が注射を打たざるを得ない時代がくる。そういう意味でも機能拡大はあり得る。“いいこと”を一歩一歩進め、着実に実績を積み重ねてほしい」と若手薬剤師を鼓舞した。
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