米ワイスは3日、武田薬品が持っていたワイス日本法人の株式全てを取得し、完全子会社にした。
ワイス日本法人は、もともと武田薬品との合弁会社。米ワイスは、日本での成長には完全に経営権を獲得する必要があると判断し、武田薬品との2003年の契約に基づいて、段階的に株式取得を進めてきていた。3日付で武田に残っていたワイス日本法人の株式20%分が譲受され、全ての株式取得が完了した。金銭面は公表していない。
米ワイスの会長兼CEOのロバート・エスナー氏は「日本における事業変革の一環だ。米ワイスと武田薬品は今後も緊密な提携関係を維持していく」とコメントしている。