特定保健用食品(通称トクホ)は、国が食品に「健康に役立つ」表示を許可する世界で初めての制度で、1991年にスタートしてから20年が経過した。20年の間に何回かの制度改革が行われ、多くのヒット商品も生まれたが、その特保許可品目が今月、1000品目に到達した。
トクホには体調を整える成分が入っており、その食品が本当に健康に役立つかどうか、動物やヒトで効果や安全性の試験を行った上で申請され、国の厳正な審査を経て、消費者庁より表示が許可される。
93年に第1号として、アレルゲン低減食品2品目(ファインライスと低リンミルクLPK)が許可され、その後は件数が順調に増加。97年には累積許可品目数が100品目に到達し、05年には500品目を突破。今年5月に1000品目に到達した。
日本健康・栄養食品協会が、97年度からトクホの表示許可を取得した企業に行ったアンケートで分かった。