産官学連携で日本発の革新的医療機器の製品化を目指す「医療技術産業戦略コンソーシアム」(METIS)は、政府が今年度に策定を検討する「医療イノベーション5カ年戦略」(仮称)に関して、医療機器産業の競争力強化に向けた政策提言として、内閣府などの関係省庁に要望書を提出した。
内閣官房医療イノベーション推進室と各府省庁は、2008年にスタートした「革新的医薬品・医療機器創出のための5カ年戦略」を改定し、新たに「医療イノべ-ション5カ年戦略」の策定作業を進めている。こうした状況を受け、METISでは、次の5年間で推進すべき重要課題を要望書として提出した。
要望書では、▽医療機器の特性に合った規制・制度を基盤とした研究開発の活性化▽成長への投資、産業活性化▽海外展開の推進と国際競争力強化▽人材の育成、教育--の四つの重要課題に対する施策を求めた。