MSDは、深在性真菌症治療薬「カンサイダス点滴静注用50mg、同70mg」(一般名:カスポファンギン酢酸塩)を新発売した。
カンサイダスは、ヒトの細胞では生成されない真菌細胞壁の主要構成成分である1,3-β-D-グルカンの生合成を阻害することで、深在性真菌症の主要起炎菌であるカンジダ属、アスペルギルス属に対する抗真菌活性を示す。
カンジダ属、アスペルギルス属による真菌感染症のほか、キャンディン系抗真菌薬で唯一となる「真菌感染症が疑われる発熱性好中球減少症」の適応症で承認を取得している。薬価は、50mgが1万6256円、70mgが2万1992円。