田辺三菱製薬は7日、カナダ・ケベック市のメディカゴと、メディカゴのウイルス様粒子(Virus Like Particles)製造技術を用いた新規ワクチン(VLPワクチン)の共同研究契約を締結したと発表した。
今回の契約に基づき、両社は、「ロタウイルスワクチン」をはじめとする新規「VLPワクチン」の共同研究を開始する。
VLPは、ウイルスと同様の構造を持つことから、ワクチンとしての高い免疫獲得効果が期待され、かつ体内でウイルスの増殖がなく安全性に優れるため、有望なワクチン技術として注目されている。
メディカゴは、植物の細胞内に遺伝子操作によってVLPを生成させ、効率的に抽出・精製する独自技術を有しており、それによって、VLPを安価に短期間で製造することを可能とする。