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神戸大学教授・医学部附属病院薬剤部長に、16日付で平井みどり氏(前神戸薬科大学教授)が就任した。前任者の奥村勝彦氏(姫路獨協大学教授)が昨春に退任して以来、空席になっていた。
平井氏は、1974年に京都大学薬学部を卒業後、神戸大学医学部に入学し85年に卒業、同年医師免許を取得した。90年に同博士課程を修了し、神戸大学病院薬剤部の文部技官を経て、京都大学病院薬剤部に助手として採用された。95年から神戸薬大に助教授として赴任、02年から臨床薬学教授を務めていた。
神戸薬大では、医学と薬学の両方を学んだ貴重な人材として、生理学などの講義を担当。薬物治療に関する講義や実務実習、学内模擬薬局の立ち上げ、模擬患者の養成などにも関わってきた。医療薬学系の教員として知られ、薬学会などでも各種委員として活躍している。