中外製薬は、来年1月中旬から、MRと学術情報を担当するMAの情報提供活動用ツールとして、「iPad2」を導入する。
同社は、「iPad」による情報提供活動の実施可能性を検証するため、2010年から3回のトライアルを実施し、良好な結果が得られたことから、「iPad2」1750台を全MR・MAに導入することを決めた。
「iPad2」の導入に当たっては、野村総合研究所、ソフトバンクテレコムと連携し、MR・MAの使いやすさを重視した機能を構築すると共に、情報漏えいリスクを最小限にとどめるセキュアな環境を実現。また、システムメーカーのインフォコムが開発したデジタルコンテンツ配信・ドキュメント管理システムを搭載し、PDFや動画、HTML5の資材を活用した情報提供のシステム環境も整備した。
今後、日報入力や実績確認、研修用資料・自己学習資料の閲覧、副作用・安全性情報をはじめとした製品情報の提供に向け、機能を搭載していく予定。