富士薬品は、大分県で15店舗のドラッグストア(スーパードラッグノザキ)を経営するノザキ薬品(大分市、野崎武成社長)の全株式を取得し、完全子会社化した。富士薬品では、ドラッグストアの全国チェーンに向け、北海道、東北、関東、甲信越、東海、近畿、中四国、九州の各地区で出店を推進するなど、長期ビジョンである“全国販売網の構築”の実現を目指している。
今回の買収に関して、富士薬品では「(ノザキ薬品から)来たるべき業界再編成の嵐の中、富士薬品グループの傘下となり、さらなる発展を期したいとの申し入れがあった」という。九州においては、グループ会社の西日本セイムスが熊本・鹿児島において「ドラッグセイムス」「ドラッグコスモ21」の店名で展開しているが、新たなエリアでの事業展開が可能となり、競争力強化に大きく寄与するものと判断し、ノザキ薬品の申し入れを受諾した。