田辺三菱製薬は28日、C型慢性肝炎治療薬「テラビック錠250mg」(一般名:テラプレビル)を新発売した。
テラビックは、米ヴァーテックス社が創製した抗ウイルス剤。C型肝炎ウイルス(HCV)の複製に関わるNS3‐4Aセリンプロテアーゼを阻害することにより、HCVの増殖を抑制する。
ジェノタイプ1のC型慢性肝炎患者を対象とした国内臨床試験では、テラプレビルとペグインターフェロンα‐2b、リバビリンの3剤併用療法で、効果の改善と治療期間の短縮が認められている。
用法・用量は、テラプレビル1回750mgを1日3回食後に経口投与する。投与期間は12週間。
薬価は、250mg1錠1422・10円。