◆生食用牛肉の規制を強化する新基準が今月から施行された。死亡者も出た焼き肉チェーン店の集団食中毒事件を受けての措置であることは言うまでもない
◆規制の対象は、ユッケや牛刺し、牛たたき、タルタルステーキなど、牛の生肉を使った食品で、新基準では食中毒の原因となる腸管出血性大腸菌などの細菌を減らすため、食肉の加工法が細かく決められている
◆真空パックしたり、塊の表面から深さ1cm以上の部分を60℃のお湯で2分以上加熱殺菌するなどしないと、生食用として販売できないらしい。加熱殺菌するので、当然、表面を切り落とすことになり、従来より3割程度かそれ以上、塊の量が少なくなる。作業の手間なども考慮すると、ユッケなどは相当値段の張るものになるだろう。焼き肉店で気軽に注文できなくなる
◆焼き肉店で注意していることと言えば、生肉を触った箸などで他の食品を食べないこと。生肉の規制が強化されたからといって、焼き肉用の牛肉は生で出てくるので、こうした自衛策は今後も必要だ。
生食用牛肉の規制強化で
2011年10月05日 (水)
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