【新製品】家庭用の携帯型放射線測定器、今秋に発売へ エステー

2011年08月03日 (水)

首都大学東京と共同開発

家庭用放射線測定器「エアカウンター」
家庭用放射線測定器「エアカウンター」

 エステーは、一般家庭でも安心して使える性能と価格を実現した家庭用放射線測定器「エアカウンター」を首都大学東京と共同開発し、10月20日から関東・東北を中心としたドラッグストア、ホームセンター、インターネット通販などで新発売する。“空気をかえよう”をスローガンに、エアケア製品のトップメーカーとして数々の商品を開発してきた同社では、「生活者の不安を少しでも解消したい」として、放射線等を専門とした大学の研究室と産学連携で開発を進めてきた。税込み希望小売価格は1万5750円で、出荷数は1万個を予定している。

 これまで消臭や香り、除湿などで快適な生活空間づくりに貢献する製品を開発してきたエステーでは、今回の大震災に当たって、「放射線の不安にさらされている多くの生活者に役に立てることはないか」と考え、放射線の専門家から一般家庭の主婦まで、様々な人から意見を聞いたという。その結果、放射能汚染の実際が分からないことが不安につながっており、測定しようにも現状の放射線測定器は専門家向けに設計され、高価で一般家庭ではなかなか手を出しにくいことが分かった。

 そこで、生活者の不安を少しでも解消するため、首都大学東京大学院人間健康科学研究科放射線科学域の福士政広教授と共同で、最低限の機能と使い勝手を融合させた放射線測定器を開発した。福士教授は、同大学・大学院で核医学画像の定量化に関する研究と放射線防護に関する研究を専門とする、放射線安全学の第一人者。

 「エアカウンター」は、自宅や家庭菜園場、公園の砂場など、放射線量が気になる場所で、地上から1mの高さで、放射線の一つである空気中のγ線を0・05~9・99毎時マイクロシーベルトの範囲で測定する。半導体センサーには、医療機関で使用されるX線計測器の技術を応用したシリコンフォトダイオードを使用しており、β線をカットするフィルターを内蔵しているので、より高い精度でγ線を測定できるという。測定値については、国の認定を受けた第三者機関による承認も受けている。

 電源は単4アルカリ電池2本で、1日1時間の使用で約2カ月間使用できる(連続使用の場合は約50時間)。機能を絞り込む一方で、アートディレクター・佐野研二郎氏が担当した本体やパッケージのデザインも特徴。本体は82mm×62mm×34mmの丸みを帯びたコンパクトな設計で、持ちやすく、使う人にやさしいデザインとなっている。

 ボタン一つで簡単に操作でき、表示部は40mm×25mmの大型液晶で、文字も見やすい。さらに、精密な本体を衝撃やキズ、放射性物質による汚染から保護するシリコンジャケットも付属している。

 この「エアカウンター」には、共同開発した福士教授が監修した放射線等についての基礎知識を掲載した小冊子「正しく覚えよう!放射線の基礎知識」も、セットになっている。報道や風評による不安を抱えている人も多いことから、A5判の小冊子では素朴な疑問にも答える形で、フルカラー20ページにイラストや画像を多用し、放射線に関する情報を網羅している。



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