三菱ケミカルホールディングス(MCHC)グループで、4月1日に統合する臨床検査受託の三菱化学ビーシーエル(MBC)、体外診断薬の三菱化学ヤトロン(MKI)、安全性試験受託の三菱化学安全科学研究所(MSI)のヘルスケア系3社は13日、統合新社の組織体制を発表した。新社名は「三菱化学メディエンス」。診断検査や創薬支援を軸に事業展開する。
本社は東京都港区に置き、資本金は30億円、99・3%を三菱化学が出資する。社長は、三菱化学ヤトロン社長の吉富敏彦氏が就く。従業員は3153人、売上高は2006年3月期合算で788億円。
診断機器や試薬の製造販売などを担当する「診断検査事業本部」、非臨床、臨床試験支援事業などを展開する「メディケム事業本部」、試薬や診断法などの研究開発を担当する「事業開発本部」の3本部体制をとる。
また、食品衛生検査を行う「診断検査事業部」、ドーピング検査を担当する「アンチドーピングセンター」を設置する。
社長以外の主な役員は次の通り(4月1日付)。
代表取締役常務執行役員=環境安全部・品質保証部・調達部・経理部・総務人事部・監査室担当増本泰博
取締役常務執行役員=メディケム事業本部長小川洋美、事業開発本部長・アンチドーピングセンター担当梅津浩平
取締役執行役員=経営企画部長横山泰三
取締役相談役=佐川直敏、中山清(非常勤)
監査役=千賀功、瀬川博、加賀邦明(非常勤)、辻村憲治(非常勤)
常務執行役員=診断検査事業本部長・食品検査事業部管掌六本木千明
執行役員=事業開発本部副本部長兼新規事業開発部長石古博昭、経理部長板垣克己、総務人事部長黒川清、事業開発本部企画室長針田達行、診断検査事業本部副本部長兼事業統括部門長山岡恒夫