製薬各社などは18日までに、引き続き東日本大震災の復興支援に向け、義援金寄付や支援の実施を相次いで表明した。
▽米ファイザー:義援金300万ドルの寄付を決定した。
▽米メルク:災害義援金として125万ドルを寄付することを決めた。医薬品やワクチンの提供についても検討する。
▽米ブリストル・マイヤーズ・スクイブ:同社が支援するBMS財団が義援金50万ドルの寄付を決定。また、全世界の社員から支援を募り、マッチングプログラムと合わせて提供する。
▽日本イーライリリー:米国本社のリリー財団と全世界のリリー社員の寄付によって、義援金1億円を寄付することを決定した。
▽アストラゼネカ:義援金1億円の寄付を決定すると共に、社員による募金とその同額を会社が上乗せし、金額を2倍にして寄付するマッチング・ドネーションを実施する。
▽独バイエル:義援金88万ユーロを寄付すると共に、関係当局と連携を取った上で、12万ユーロ相当の医薬品、緊急に必要とされる生活用品等の物資を提供する予定。さらに、「バイエル・ケア財団」を通じて、全世界の社員に募金を呼びかけた義援金額にマッチングさせた形で最大25万ユーロを拠出する。
▽ベーリンガーインゲルハイムジャパン:義援金1億円の寄付に加え、マッチングプログラムを実施する。グループのエスエス製薬は、外用消炎鎮痛剤「イブアウター」、総合感冒薬「エスタック漢方」などを提供する予定。日本ベーリンガーインゲルハイムは、被災地域に必要とされる医療用医薬品の提供を検討していく。
▽杏林製薬:日本赤十字社を通じて義援金1億円を寄付することを決定した。医薬品の提供などの追加支援も検討する。
▽科研製薬:義援金1億円の寄付を決定した。
▽キッセイ薬品:日本赤十字社を通じて、義援金5000万円の拠出を決定した。腎機能が低下した被災者向けに、蛋白質調整食品などの提供や、キッセイグループ社員による義援金の拠出についても準備中。
▽塩野義製薬:従業員の寄付に企業が上乗せするマッチングギフトによる義援金2000万円を、既に発表した1億円に加えて追加で寄付する。さらに、一般用医薬品(総合感冒薬、解熱鎮痛薬、ビタミン剤、入れ歯安定剤・洗浄剤)を合計4万3000箱提供する。
▽味の素:既に発表した支援物資に加え、「アミノバイタル」ゼリー15万個、カルプスウォーター500mlペットボトル19万2000本、「アミノバイタル」ボディリフレッシュ500mlペットボトル4万8000本、義援金2億円の寄付を決定した。
▽テルモ:義援金と圧迫ストッキング、栄養補助食品、血圧計など医療物資を含め、1億円超の支援を決定した。社員からの義援金も募っている。
▽大塚ホールディングス:カロリーメイト、ポカリスエット、クリスタルガイザー、ボンカレーなど、総計70万食相当の支援を行うと共に、経口補水液「OS-1」など医療食製品などの支援も検討する。
▽大洋薬品:義援金5000万円の寄付を決定したほか、支援物資として米15トンを無償提供する。医療用医薬品の提供などの支援も検討していく。
▽大原薬品:義援金1000万円を寄付する。
▽小林加工:義援金1000万円を寄付する。
▽日水製薬:義援金200万円を寄付する。