インフルエンザが流行し始めた。厚生労働省と国立感染症研究所が発行する感染症週報によると、全国的な流行指標となる定点当たり報告数1.0を、今年1月15021日までの1週間では1.06、続く22028日では2.6と大きく超えた。
都道府県別で定点当たり報告数をみると、22028日では宮崎8.5、愛知8.0、山形7.5、福島県5.0、滋賀4.4、三重4.2など、九州や近畿、中部地区で多い。注意報レベルは14保健所地域、警報レベルは愛知の1保健所地域となっている。
一方、今シーズン全国の衛生研究所から報告されたインフルエンザ分離報告ではAH3亜型(A香港型)58.7%、B型31.1%、AH1亜型(Aソ連型)11.2%となっている。