厚生労働省は、小児用の用法を有するOTC薬のかぜ薬、鎮咳去痰薬、鼻炎用内服薬の適正使用に向け、使用者の年齢を確認するなど、年齢に応じた情報提供を徹底するよう求める通知を、都道府県に発出した。
通知では、小児用かぜ薬などの販売、授与に当たっては、購入者や配置先に対し、▽2歳未満の乳幼児に使用する場合は、医師の診療を受けさせることを優先し、やむを得ない場合にのみ服用させる▽15歳未満の小児の場合、保護者の指導監督の下に服用させる――など、年齢に応じて必要な情報提供を行うよう求めている。
また、購入者や配置先に対する適正使用の注意喚起では、補助的な情報資材を用いるなど、分かりやすい説明に努めることとしている。