厚生労働省は24日、今年の第50週(12月13~19日)の感染症発生動向調査で、インフルエンザの定点当たり報告数が、流行の目安としている1・00を上回る1・41となり、インフルエンザの流行シーズンに入ったとを発表した。流行期入りは平年並み。
今シーズンは、季節性、新型(A/H1N1)のいずれも流行の可能性があるとした。季節性は特に高齢者で重症化しやすい傾向があること、新型は子どもや成人を含め、広い年齢層で重症化する場合があることから、全ての人たちがインフルエンザに注意するよう呼びかけている。
このため、▽「咳エチケット」を心がける▽できるだけ人混みを避ける▽外出後の手洗いの励行▽咳・くしゃみがでらたマスクの着用--などの予防策を採るよう勧めている。また、今年は、全ての年齢を対象に、新型ワクチン接種事業を行っており、「季節性、新型両方に効果があるワクチンを接種することができる」とPRしている。
相談窓口も月曜日から金曜日(祝祭日、12月29~1月3日除く)までの、午前9時から午後5時まで開設している(電話03・3234・3479=保健同人社)