エステー化学は、4月1日付で新代表執行役社長に小林寛三氏を就任させることを決めたほか、8月1日付で「エステー株式会社」に商号変更する件を株主総会に諮ることを決めた。現代表執行役社長の鈴木喬氏は、取締役会議長兼執行役兼指名委員会委員となる予定。また、2月1日付で嶋田洋秀執行役が常務執行役となった。
小林氏は、1957年生まれの49歳。80年に入社し、海外営業部長、国際ビジネス担当、営業本部副本部長、常務執行役製造部門担当、専務執行役製造部門担当兼R&D部門担当などを歴任。
同社では商号変更について、創業60年を迎え、新体制に移行することを契機に、従来の経営理念を継承しつつ「化学」にとらわれない柔軟な発想を図り、常に新しいことにチャレンジしていく姿勢を示すため、既存カテゴリーにとらわれない意思を込めて変更するものと説明している。
今後は、同社の強みであるエアケア(消臭芳香)をコアビジネスとして一層強化し、広い生活領域全般で価値ある商品を“癒しと感動”をもって提供し、永続的に「利益ある成長」を目指す考えだ。