厚生労働省が25日に公表した「医薬品・医療機器等安全性情報」第232号によると、中外製薬の抗体医薬「アクテムラ点滴用静注用200」で、副作用による死亡例が報告されていることが分かった。
同剤は2005年6月から販売を開始。06年10月までに、因果関係が否定できない重篤な感染症が6例報告され、そのうち1例が死亡症例だった。死亡したのは50代の女性。
これを受けて厚労省は、使用上の注意の禁忌欄に、「重篤な感染症を合併している患者」を追加するよう添付文書の改訂を指示した。