厚生労働省は、漢方製剤3品目について、関係企業に使用上の注意の改訂を指示した。「荊芥連翹湯」と「二朮湯」の重大な副作用に間質性肺炎を加え、発熱、咳嗽、呼吸困難、肺音の異常等が現れた場合には、投与を中止して胸部エックス線・胸部CT等の検査を行い、副腎皮質ホルモン剤の投与といった処置を行うこととする。
また、「竜胆瀉肝湯」の重大な副作用に肝機能障害・黄疸を加え、AST(GOT)、ALT(GPT)、Al‐P、γ‐GTP等の著しい上昇を伴う肝機能障害、黄疸が現れることがあるため、十分に観察して異常が認められたら投与を中止する。
いずれも一般薬の添付文書も見直す。
このほか、医療用については、アリスキレンフマル酸塩とイトラコナゾールの併用を禁忌にするなどの対応を行う。