英グラクソスミス・クラインは、米バイオ企業「ギリアド・サイエンシズ」から、B型慢性肝炎治療薬「テノホビルジソプロキシルフマル酸塩」の、日本とその他の地域における開発・販売権を取得した。これを受け、GSK日本法人は、B型慢性肝炎を対象としたテノホビルの国内開発に着手することにしている。
テノホビルは、既に抗HIV薬として、日本たばこが国内承認を取得し、子会社の鳥居薬品が「ビリアード錠」の製品名で販売を行っている。
GSKは、B型慢性肝炎治療薬として、「ゼフィックス」(一般名:ラミブジン)、ギリアドから導入した「ヘプセラ」(一般名:アデホビル・ピポキシル)の2剤を国内販売しており、テノホビルを追加することで、品揃えを強化する。