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【大洋薬品】先発品・後発品企業相互の緊急時協力体制構築を提案

2007年01月16日 (火)

 大洋薬品工業は、先発医薬品の供給不足が生じた場合、先発品企業と後発品企業が速やかに連携し、医療機関に双方のMRが同行し、代替後発品の照会と供給計画を説明するなど、積極的な協力姿勢が必要との意見を発表した。

 過去3年間に先発品企業の供給停止が発生したことで、緊急の生産体制を組んで代替製剤を供給した品目数は11成分12品目に及ぶ。この12月以降もワイス、ファイザーの供給不足、製品回収に対応するため、高速大量生産ラインをフル稼働させ、速やかに量産体制を整えた。ワイスの供給不足品のうちアーテン錠(2mg)、オステラック錠200mgに対してはストプラン錠とハイスラック錠200mgを、ファイザーのハルシオン0.125mgに対してはパルレオン錠0.125mgの計3品目を、それぞれ代替製剤として製造販売している。

 先発企業の供給不足・回収情報が公開された直後から、同社に対して、医療機関等からの代替製剤の供給について強い要請が多数寄せられた。しかし、供給不足の当該品を保有する後発品企業の中には、生産能力の関係で医療機関の要請に応えられないケースもあり、回収、供給停止などの情報に関しては早期の情報提供を先発品企業に求めたもの。

 同社では「先発品企業、後発品企業、共に医療のあるべき本質を見据え、製薬企業としての使命を果たすために連携協力することは、たいへん意義あるものと考えている」としている。



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