武田薬品は、不眠症治療剤「ロゼレム錠8mg」(一般名:ラメルテオン)、2型糖尿病治療剤「メタクト配合錠LD、同HD」(一般名:ピオグリタゾン塩酸塩/メトホルミン塩酸塩)、2型糖尿病治療剤「アクトスOD錠15mg、同30mg」(一般名:ピオグリタゾン塩酸塩)の3製品を新発売した。初年度の3製品の販売金額は、合計で数十億円程度を見込んでいる。

ロゼレム錠
ロゼレムは、武田薬品が創製したメラトニン受容体作動薬。脳内で催眠・覚醒のサイクルを司る視交叉上核に存在するMT1、MT2受容体に特異的に作用することで、睡眠覚醒リズムを調節し、自然な睡眠をもたらす。
また、薬剤依存性を示さないことから、米国司法省麻薬取締局による規制を受けない最初の不眠症治療剤として、米国承認を取得している。
薬価は、1錠82・60円。

メタクト配合錠
メタクトは、アクトスとメトホルミンを合剤化した国内初の2型糖尿病治療配合剤。
今回、1剤中にピオグリタゾン15mgとメトホルミン500mgを含有した「LD」、ピオグリタゾン30mgとメトホルミン500mgを含有した「HD」の2製剤を発売した。
薬価は、LDが84・60円、HDが158・00円。

アクトスOD錠
アクトスOD錠は、水なしで服薬できるアクトスの口腔内崩壊錠。単剤投与のほか、SU剤、α‐グルコシダーゼ阻害剤、ビグアナイド系薬剤、インスリン製剤との併用で使用される。
薬価は、OD錠15mgが84・60円、同30mgが158・00円。