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【田辺三菱製薬/小林製薬】新たなOTC膣カンジダ再発治療薬を9月に発売

2010年07月06日 (火)

 田辺三菱製薬と小林製薬は9月に、スイッチOTCの膣カンジダ再発治療薬を新発売する。田辺三菱が6月25日付で、「オキナゾールL100」「フェミニーナ膣カンジダ錠」の製造販売承認を取得した。田辺三菱が「オキナゾールL100」の製品名で、小林製薬が「フェミニーナ膣カンジダ錠」の製品名でそれぞれ発売する。小林製薬としては初の第1類医薬品となる。

 9月に発売する新製品は、田辺三菱が開発した医療用抗真菌剤「オキナゾール膣錠100mg」のスイッチOTC薬。有効成分オキシコナゾール硝酸塩を、1錠中に医療用と同量の100mg配合した第1類医薬品。

 膣カンジダは、腟内でカンジダ菌が増殖し、おりもの・痒みなどの不快な症状を起こす。カンジダ菌自体は、健康な女性でも皮膚や口中、消化管、膣に存在する常在菌だが、疲れやストレスなど日常生活での免疫力の低下、ホルモンの変化などによって、膣内で増殖して発症する。

 膣カンジダは、女性の約20%が経験するとされ、経験者の半数近くが再発するといわれる。

 これまでは再発を自覚しても、病院を受診しないと治療ができなかったが、ロート製薬が「メンソレータムフレディCC膣錠」「メンソレータムフレディCCクリーム」(有効成分イソコナゾール硝酸塩)、大正製薬が「メディトリート」「メディトリートクリーム」(有効成分ミコナゾール硝酸塩)と、OTCの膣カンジダ再発治療薬を一昨年から相次いで投入し、新たなカテゴリーを創出した。

初の第1類を加え、ブランド強化図る‐小林製薬

 小林製薬は、初の第1類医薬品となる「フェミニーナ膣カンジダ錠」を9月15日に発売する。同社はこれまで、女性のデリケートゾーンのかゆみ・炎症の治療薬として「フェミニーナ軟膏S」「フェミニーナミスト」(いずれも第2類医薬品)を発売しており、第1類医薬品を新たに加えることで、「フェミニーナ」シリーズをデリケートゾーン対策ブランドとして、さらに浸透させていく考え。初年度販売目標は3億円としている。



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