ゼリア新薬は、塩酸ロペラミドを配合したOTC止瀉薬「ペロット下痢止め」(指定第2類医薬品)を8日から全国の薬局、ドラッグストアで販売を開始した。厚さ0・09mmのフィルム剤で、突然の下痢に対し、場所を選ばずに水なしで服用できる。
下痢症状の発生頻度は、行動量の多い30代男性と20代女性で高いといわれている。特に、外出中に発生する下痢は社会活動への影響が大きく、早い対応が求められる。
新発売する「ペロット下痢止め」は、医療用止瀉薬として広く用いられている塩酸ロペラミドを配合。腸の過剰な蠕動運動を抑制し、腸内の水分貯留を抑えるというロペラミドの二つの作用で、突然のつらい下痢を止める。
また、厚さが0・09mmの三層構造フィルム剤であることも特徴。外側の水膨潤性ゲル形成層が薬物含有層を挟み込み、口内でゲル化するため、薬物の苦味を抑える。
税込み希望小売価格は、1箱4枚780円。