参天製薬は1月23日、春季カタル治療剤「パピロックミニ点眼液0・1%」(一般名:シクロスポリン)を新発売した。
同剤は、免疫抑制剤のシクロスポリンを水性点眼剤化したもの。アレルギーなどの免疫反応に関わるT細胞からのサイトカイン産生を抑制する。
既存の抗アレルギー剤では十分な症状改善がみられない患者の治療に貢献するほか、ステロイド点眼剤の減量・回避、眼瞼結膜乳頭切除など外科的措置が不要になる例が想定され、患者のQOL改善につながるとしている。
同剤は、オーファンドラッグに指定されており、一定数のデータが集積されるまでは、全症例を対象とした使用成績調査の実施が義務づけられている。