16日付薬価収載受け新発売

塩野義製薬と日本イーライリリーは、抗うつ薬「サインバルタカプセル20mg、同30mg」(一般名:デュロキセチン塩酸塩)を新発売した。
サインバルタは、米イーライリリーが創製したセロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害剤(SNRI)で、塩野義製薬と日本イーライリリーが国内で共同販売する。1日1回の経口投与で、精神症状のみならず身体症状も含めた多様なうつ症状に効果を発揮する。
両社合算の売上目標は、初年度が34億8000万円、ピーク時の5年後が244億円を見込む。既に海外では、2004年8月から米国で発売され、これまでに日本を含めた99カ国で承認を取得。約1800万人の処方実績がある。
薬価は、20mg1カプセル169・30円(1日薬価338・60円)、30mg1カプセル230・50円。