マツモトキヨシホールディングスは16日、新業態店舗の事業展開・運営に向けて、ローソンと合弁会社「エムケイ・エル」を設立すると発表した。昨年のローソンとの業務提携(8月24日)で合意した内容に基づくもので、両社折半出資の新会社を5月に設立し、今年度上期中に関東圏で1号店を開設、年度内に計5店舗、2012年度までの3カ年で約100店舗の出店を予定する。
新会社「エムケイ・エル」の社長には、マツキヨHDの成田一夫専務兼CFO(最高財務責任者)、副社長には、ローソンの川村隆利専務執行役員が、それぞれ現職を兼務する形で就任する。資本金4億9000万円、決算期は2月。
新会社では、両社グループがこれまで培ってきた専門領域でのノウハウ、各種リソース、バイイングパワーなどを結集し、利便性・健康志向を兼ね備えた新たな業態の展開を通じて、他の小売業態との差別化につなげる。両社では、新業態店の多店舗化や新たな事業領域の確立など、「各種の業務提携内容の早期実現に向けて取り組んでいく」ことにしている。