ロシュ・ダイアグノスティックスは、HIVの抗原と抗体の検出試薬「エクルーシス試薬HIV‐コンビ」と、抗CCP抗体検出試薬「エクルーシス試薬Anti‐CCP」を新発売した。
「HIV‐コンビ」は、30μLの微量検体で、血清・血漿中のHIV‐p24抗原と抗HIV‐1抗体、抗HIV‐2抗体をわずか18分で同時に検出できる第4世代の試薬。
従来のスクリーニング検査試薬は、抗HIV抗体の検出のみに用いられることが多かったため、感染後、スクリーニング検査で陽性と判定されるまでのウインドウ期が1~2カ月程度あり、HIV感染初期の検出が困難だった。HIV‐コンビは、抗HIV抗体と抗原を同時に検出できるため、ウインドウ期の短縮が期待できる。
同社が発売中の検査機器が対応機種となる。保険点数は130点で、税抜き希望販売価格は100テスト用7万円。
「Anti‐CCP」は、関節リウマチの早期診断に有用なマーカー「抗CCP抗体」を高感度で特異的に検出する体外診断用医薬品。15μLの微量検体で、抗CCP抗体をわずか18分で検出できる。
また、関節リウマチに対する特異性の高さから、RF(リウマトイド因子)検査と組み合わせて検査することで、他のリウマチ性疾患との鑑別に加え、関節リウマチの早期診断が可能になる。
税抜き希望販売価格は、100テスト用7万5000円、保険点数は210点。