武田薬品は、ヤンセンファーマなどからアルツハイマー型認知症治療薬「R113675」(一般名:臭化水素酸ガランタミン)の国内共同販売権を取得した。現在、ヤンセンファーマが国内申請中で、承認取得後、ヤンセンファーマと武田薬品が同一販売名で共同販売を行う。
今回の契約により、武田薬品は、ヤンセンファーマとジョンソン・エンド・ジョンソンのベルギー子会社「ヤンセン・ファーマスーティカ」(ベルギー・ヤンセン)に対し、契約一時金に加え、発売時と年間売上高目標の達成に応じたマイルストン、売上高に応じた一定料率のロイヤリティを支払う。ガランタミンの共同販売権を取得することで、重点領域に位置づける中枢神経疾患領域の国内パイプラインを拡充させる。
ガランタミンは、ベルギー・ヤンセンが海外で開発を進めてきたアルツハイマー型認知症治療薬。国内では、ヤンセンファーマが今年2月に軽度から中等度のアルツハイマー型認知症の適応で申請を行っている。