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新しい生体材料開発で共同事業‐テルモ・オリンパス

2006年12月18日 (月)

 オリンパスとテルモは、明年4月1日をメドに、オリンパスの子会社で人工骨などの生体材料事業を展開するオリンパスバイオマテリアル(OBM)に、テルモのコラーゲン事業を統合することで合意した。両社の持つ技術を融合することで開発力を強化し、生体材料事業の強化を図る。両社の売上高は、単純合算で約16億円。2009年度までに約3倍の50億円の売り上げを目指す。

 事業の統合に伴い、OBMの社名を「オリンパス テルモ バイオマテリアル」(本社・東京都新宿区)に変更する。従業員は約60人。社長はOBMの水野均氏が就任する。資本金は7207万円で、オリンパスが66・6%、テルモが33・4%出資する。

 両社は人工骨市場が拡大しつつある中、技術を融合することによって、より生体に近い人工骨の開発や販売面でも相乗効果が見込めると判断し、事業統合に合意した。

 具体的には、骨の主成分であるリン酸カルシウムの技術ノウハウをOBMが持ち、コラーゲンの技術ノウハウはテルモが持っていることから、両社の技術を融合することで、より生体の骨に近い、新しい人工骨複合材の開発が期待できるとしている。

 両社は、2005年に包括的業務提携を強化していたが、それ以降、循環器疾患、癌、骨疾患領域などの分野で新しい医療機器の開発や新市場の開拓などついて検討してきていた。今回の事業統合は、業務提携強化の一環として行われた。



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