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「大学からのあいさつ」がないことも

2009年12月14日 (月)

◆2006年度から始まった薬学教育6年制の第1期生を対象にした薬学共用試験のOSCEが始まった。早いところでは5日の土曜日からで、全国では来年1月末日までの約2カ月間にわたり、ほぼ毎週土日はどこかでOSCEが行われる見込み
◆学生たちは目玉の長期実務実習に入るための必須要件をクリアすべく、技能・態度の課題に真剣に取り組んでいることであろう。一方、各大学で模擬患者、OSCE評価者として研修を積んだ、多くの地元の薬剤師の方々も、協力していると思われる
◆現在集計中の小紙恒例「新春薬局アンケート調査」では、多くの薬局が、大学や学生に対する心配・不安を持っていると同時に、自薬局の受け入れ体制にも心配や不安を抱いているようだ
◆未知の体験を前に薬局側も不安・心配を募らせている。ただ受け入れ薬局にもかかわらず、「大学からのあいさつすらない」との回答が少なくないのが気がかりだ。緒に着いたばかりの新制度。新政権のように、様々な課題で揺らぎもあろうが、最終的に「役に立つ薬剤師」が誕生すれば成功。真の連携の確立と“柔軟性”ある教育が望まれる。



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