日本ケミファは8日、インドの大手ジェネリック企業「ランバクシー・ラボラトリーズ」との包括的業務提携関係を解消すると発表した。これまで合弁会社の日本薬品工業を通じて、4製品のジェネリック医薬品(GE薬)を市場投入してきたが、業務提携の成果を検討した結果、提携関係を解消することが最善と判断した。同社は、ランバクシーが保有している日本薬品工業の全株式を取得し、子会社としてGE薬の生産・開発拠点と位置づけていく方針だ。
日本ケミファとランバクシーは、2002年に包括的業務提携に合意し、日本薬品工業を通じてランバクシーのGE薬を輸入販売してきた。しかし、昨年7月の記者会見で、日本ケミファの山口一城社長は「合弁の日本薬品工業が(業務提携から)4品目の半製品しか日本市場に投入できておらず、当初考えていた最終製品を供給できなかった。提携の成果を総括し、それを踏まえて日本薬品工業をどう位置づけるかを考えていかないといけない」と、業務提携の見直しを示唆していた。
そこで、GE薬を取り巻く法的環境の急速な変化に加え、昨年6月にランバクシーが国内製薬大手の第一三共に買収されたことも踏まえ、両者間で業務提携のあり方について、本格的な話し合いを進めた結果、提携関係を解消することで合意した。同社は「解消ありきではなく、あらゆる面で前向きに話し合った結果の友好的な解消」としている。これに伴い、日本ケミファは、ランバクシーが保有する日本薬品工業の全株式を取得し、GE薬の生産・開発を手がける子会社として再出発させる。
日本薬品工業におけるランバクシーの4製品の売上高は約6億円で、全体に占める割合の2~3%にとどまることから、提携関係の解消が業績に与える影響は少ないとしている。