第一三共は11月30日の取締役会で、傘下の三共と第一製薬の両社を吸収する形で合併する契約を締結した。両社医療用薬事業が第一三共に統合されることで、当初予定通り2007年4月1日には新しい「第一三共」としてスタートすることが正式に決まったことになる。
これと合わせグループ再編も実施する。ヘルスケア事業は、グループ化したゼファーマを吸収する形で「第一三共ヘルスケア」となる。
生産子会社は「第一三共プロファーマ」に、第一薬の子会社である第一ファルマテックを吸収し、三共の生産部門を分割する形でスタートする。
薬効薬理試験などを行う研究開発支援会社「第一三共RDアソシエ」に、三共グループの科学技術研究所、ケムテックラボ、第一薬グループの関東第一サービスを吸収し、第一三共グループの研究開発業務の一部を同社に移管する。