◆診療報酬改定をめぐる議論が最初の山場に差しかかってきた。財務省では、これまで財政制度等審議会の秋の建議で改定に言及してきたが、今回は建議がなくなった代わりに、行政刷新会議で取り上げ、さらに財務省としての考え方をホームページに掲載し、長期収載品の引き下げを等を主張している
◆厚生労働省では、25日に中央社会保険医療協議会に診療・支払両側が考え方を提出して、意見を直接ぶつけ合った。社会保障審議会も同日、医療保険部会が改定の基本方針とりまとめに入った。いずれも年末の内閣による改定率決定に向けて、12月上旬には意見集約する予定だ
◆今回の改定は、政権交代の影響を大きく受ける中で議論が進められていて、どこで何が決まるのか不透明な部分がある。中医協では刷新会議の動きを牽制する声が出た。基本方針を検討する社保審の委員からは、消化不良のまま議論が収束することを懸念する意見が示された
◆診療報酬や薬価は医療機関、薬局、製薬業界にとって最も重要な制度の一つ。課題を残すことを恐れず、最後まで焦らず精力的に議論をしてもらいたい。
診療報酬改定議論 焦らずに
2009年11月27日 (金)
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