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50代女性の多くが日常的に“疲れ”を実感

2006年11月30日 (木)

 50代の女性が、健康と美容に関してどのような意識を持っているかについて、カネボウ化粧品がインターネットでアンケートを行ったところ、約8割が肩こり・腰痛、疲れ目、疲れやすいなど、体のどこかが「つらい、重い」と感じていた。またアンケートでは、疲れなどを抱えている場合、サプリメント・健康食品を利用するなど、様々な工夫で健康と美容の悩みに対処していることも分かった。

 全国の50059歳の女性を対象とした、カネボウ化粧品の「50代女性の生活意識に関する調査」は11月上旬に実施したもの。現在サプリメントを利用しているという200人、サプリメントは中止したか非利用とする100人を合わせた計300人が回答した(配偶者あり260人、配偶者なし40人)。女性がホルモンの影響を大きく受けるのが更年期。50代になるとそれまで全く健康に問題がなかった人でも、体のどこかに何らかの症状を自覚することが多くなる。こうした50代女性の健康実態や対処法を把握するのが調査の目的。

 それによると、自分自身の体を「丈夫だと思う」「普通だと思う」と答えた人が全体の83%を占めたものの、「体がつらい・重いと感じる症状がある」との回答も78%と、約8割に達した。「つらい・重いと感じる体の症状」(複数回答)で、最も多かったのが「肩こり・腰痛」の54.3%。次いで「疲れ目」44%、「疲れやすい」29.3%、「肥満」26.3%、「手足の冷え」21.7%、「汗をかきやすい」19.7%、「頭痛」19%、「便秘」17%、「よく眠れない」15.3%、「ちょっとしたことでイライラする」14.3%、「顔のほてり」13.3%など。

 こうした症状に対し、50代女性の多くは積極的に対処していた。何らかの症状があると答えた234人に、最もつらい・重いと感じる体の症状にどう対処しているかを聞いたところ、「栄養バランスのとれた食事を摂る」29.5%、「散歩をする」26.5%、「十分な睡眠をとる」21.8%、「サプリメント・健康食品をとる」20.1%、「スポーツをする」18.8%、「通院する」15.4%、「市販の薬をのむ」11.5%など、その工夫は多岐にわたることが分かった。特に「疲れやすい」「疲れ目」の症状には、対処法としてサプリメント・健康食品が102位を占めていた。

 50代女性の健康法として、サプリメント・健康食品が重要な位置を占めていたが、利用しているとする200人に頻度を聞くと「毎日利用している」が44.5%、「定期的に利用」が21%、「必要に応じてたまに利用している」34.5%など、約半数は日常的に利用していた。その目的としては「健康や体調の維持・増進」が77.5%、次いで「普通の食事で不足している栄養の補給」が40.5%、「疲労回復」が33.5%、「美肌」が23%などと続いた。



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